術後の遠視化

レーシック難民の眼鏡講座 

11.データが正確でも、術後の一時的な遠視化は起こりうる事態である

「遠視気味にならないように事前に検査でしっかりと調べますから大丈夫です(品川の過矯正についてのQ&A参照)」とクリニックは説明していますが、そもそもレーシックを行うクリニックでの検査内容が両眼視という言葉を完全に無視したものであることは先に書いたとおりです。

それ以前に、データがしっかりとしたものであっても、術後に一時的な遠視化は起こる場合もあります。「オーバーシュート」と言ってレーシック手術後に3ヶ月ほど遠視化する症状を指したものです。特に強度近視の人に見られる症状であるといわれています。

問題は、一時的な状態ではありますが、この現象に対する事前説明があるクリニックは少なく、かつ情報開示も無い場合が多いことです。この期間に眼精疲労が原因で体調を崩しても「様子を見ましょう」としか言ってもらえません。休職できる方はいいですが、休職が不可能な場合は仕事を失う可能性もあるということです。

このことは手術前にもっと説明されるべきであると思うのですが、レーシックを実施するクリニックはとりあえずレーシックの手軽さを強調したいらしく、全く言及がありません。

ちなみに筆者は1年立った時点で遠視化して、品川近視クリニックに「ガイドラインに葉将来的に遠視にならないように慎重に、と書いてありますがどうしてですか?事前に説明すべきではありませんか?」と質問したら「遠視になることもございます」と言うメールだけ来ました。

投稿日:2020年9月23日 更新日:

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現在、とても人気の手術となっている眼のレーシック手術に対する警告の内容です。
今回、レーシック手術を当初認可した国の担当官が、現在ではその手術の危険について語り始めています。レーシックの何が危険なのでしょうか?その内容について、当局ABCニュースのエリザベス・レイミーがインタビューを行いました。

「レーシック手術の落とし穴 “2.0なのに
見えない・・・”体験者が語る“過剰矯正”
の恐怖 」

このテレビ番組は、このサイトにも紹介していますレーシック難民オフ会のメンバー9人のかたがたも東京でテレビ局からの取材に協力されて、フジテレビにより製作放映されたもので、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が監修されました。

ちなみにメンバー9人が手術を受けたクリニックは品川近視クリニック5名、神戸クリニック1名、錦糸眼科1名、他眼科2名です。

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