- レーシックの裁判例
日本では2000年に、エキシマレーザーによる角膜の屈折矯正手術としてレーシックが認められました。
それまでの屈折矯正手術としては、RK手術などが主流でしたが、医師の説明義務違反や術後の後遺症などの問題で裁判になったことがあります。
最近では訴訟にまでいたるケースは少ないようですが、これは技術の進歩ということに加えて、説明義務違反とならないように、医院側は手術前に患者の「同意書」を取るようになったことも、その要因であるといえるでしょう。
ただし、実際に訴訟にまで至るケースは少なくなったとはいえ、手術の際の医師の過失や、術後の経過が思わしくないようなことが、全くなくなったということはないでしょう。 安全性の高いといわれている手術でも、医師のモラルや技量によっては、結果が伴わないのはいうまでもありません。
過去のレーシックに関連して起こった裁判の判例については、次をご覧ください。
平成15年03月31日 錦糸眼科発信者情報開示請求勝訴事件
平成17年03月04日 LASIK術後の右目視力障害における賠償請求事件(資料の参照
平成18年03月16日 近視手術失敗にともなう損害賠償請求事件
平成19年02月16日 レーシック術後の合併症(ハログレア、角膜拡張症及び
近視性乱視) における損害賠償請求事件
平成20年01月30日 LASIK術後の視力低下における賠償請求事件(資料の参照 ウエストロー・ジャパン)
平成20年11月05日 近視手術の説明義務違反にともなう損害賠償請求事件
平成23年10月06日 スパーテルを誤った位置へ侵入させ、原告の右眼
角膜を損傷させたことに対する損害賠償請求事件 (資料の参照 ウエストロー・ジャパン)