LASIKを受けることを検討するにあたっての、
米国FDAのチェックリスト
[http://www.fda.gov/MedicalDevices/ProductsandMedicalProcedures/SurgeryandLifeSupport/LASIK/ucm061325.htm]
(2009年11月6日現在)の日本語訳
【手術に適していないのはどのような場合か知っておきましょう】
・ 職歴への影響 — 屈折矯正手術が禁じられている仕事ではないですか?
・ 費用 — 実際にこの手術の費用を支払えますか?
・ 医学的状態 — 例えば、自己免疫疾患や他の大きな病気を抱えていませんか?
傷口の治癒を遅らせたり傷口の治癒に影響を及ぼすような慢性疾患を抱えていませんか?
・ 眼の状態 — 眼鏡やコンタクトが必要な以外に眼に何か問題がありますか、あるいはこれまでに問題を経験したことがありますか?
・ 服薬状況 — ステロイド剤または傷口の治癒の妨げとなるような他の薬剤を使用していますか?
・ 安定した屈折 — 過去1年間にメガネやコンタクトなどの屈折矯正の処方度数を変更することはありませんでしたか?
・ 強いまたは弱い屈折異常 — 眼鏡やコンタクトは一時的に使用するだけだったり、極端に強い度数が必要ではないですか?
・ 瞳孔の大きさ — 薄暗い条件下では瞳孔が極度に大きくなりませんか?
・ 角膜の厚さ — 角膜は薄くはないですか?
・ 涙の産生 — ドライアイではないですか?
【あらゆるリスクと手術の限界を知っておきましょう】
・ 低矯正または過矯正が起こりうる — 望んでいる結果が得られるならば2回以上手術を受けたいと思いますか、あるいは受けることは可能ですか?
・ 手術後も読書用眼鏡が必要な場合がある — 老視ではないですか?
・ 効果が持続しない場合もある — 矯正が必要になるのは今回が最後だと思っていませんか? 長期的な効果は不明だということを認識していますか?
・ 永久に視力が失われる場合もあります — 視力が低下したり失明したりしうる患者もいることを知っていますか?
・ ドライアイが起こる — ドライアイの症状が悪化する可能性があることを知っていますか? また、ドライアイでなかったとしても、手術後に慢性のドライアイが生じる可能性のあることを知っていますか?
・ 見え方の不具合の発現 — グレア、光輪視、チカチカする感じなどについて、また夜間の車の運転が困難になる可能性のあることを知っていますか?
・ コントラスト感度の低下 — 薄暗い光の下では視力が大きく低下する可能性があることを知っていますか?
・ 両眼同時処置のリスク — 両眼を同時に処置した場合の付加的なリスクについて知っていますか?
・ 患者向け情報 — この手術に用いられるレーザーについて書かれた患者向け情報冊子を読んだことがありますか?
【どうすれば適切な医師を見つけることができるか知っておきましょう】
・ 豊富な経験 — その医師は同じタイプのレーザーを使って何例くらいの手術の経験があるのでしょうか?
・ 設備 — その医師は、目的の手術にFDAが承認したレーザーを使っていますか?
・ 情報提供 — その医師は時間をかけてあなたのあらゆる質問にすべて答えてくれますか?
・ 長期的なケア — その医師は経過観察と患者の管理に積極的ですか?
手術を担当する医師とは別の医師が術前・術後のケアを担当する場合もあるのです。
・ 安心できること — その医師のことをよく知っており、対等な立場で気持ちよく情報交換ができますか?
【手術前、手術中、手術後に予想されることを知っておきましょう】
・ 手術とその前の評価に先立ってのコンタクトレンズの使用中止 — 長期間コンタクトレンズなしでもいられますか?
・ 綿密な検査 — 検査後の運転や仕事は避けるように手配をしましたか?
・ 同意書を読んで内容を理解 — 医師から自宅に持ち帰るように同意書を渡されましたか、また医師はすべての質問に答えてくれましたか?
・ 手術前の化粧は控える — 手術前の24ー36時間、化粧しないでいられますか?
・ 移動の手配 — 手術後自宅まで車を運転してくれる人はいますか?
・ 2、3日の回復期間 — 必要に応じて2日間のんびり過ごす時間がとれますか?
・ 2、3日はっきりとものが見えない可能性 — 即座にはっきりものが見えるようになるわけではないことを知っていますか?
・ 手術時のものの見え方、匂い、音 — 安心して手術が受けられるように、実際の手術の手順について医師は教えてくれましたか?
・ 術後、点眼薬・薬剤を使用すること — 定期的に点眼薬を投与することに問題はありませんか?
・ 保護用の眼帯を付けることになること — 手術後は外傷を避けるためにしばらく眼を保護する必要があることを知っていますか?
・ 幾分痛みや不快感があること — どのくらいの痛みが予想されるか知っていますか?
・ どのような場合に援助を求めるべきか知っておく — どのような問題が生じる可能性があり、どのような場合に治療を求めるべきか知っていますか?
・ 視力の変化が止まる時期を知っておく — 最終的な結果が出るまでには何か月もかかることを認識していますか?
・ 必ず屈折が安定してから次の手術を受けること — 望んだ結果が得られなかったとしても、処方が安定するまでは追加手術を受けてはならないことを知っていますか?