『 ハロ、グレアーが出て、矯正視力も悪い 』

視力回復手術体験記

 『 ハロ、グレアーが出て、矯正視力も悪い 』

2011.7.5  メガネのアイトピア  岡本隆博

下記の文は、岡本が、この女性からの聴取と岡本の検査により、書いたものです。
「  」内は、この女性の言葉の要約です。

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39歳の女性が、本日来店されました。

いま困っているのは、ハロ、グレアと(矯正)視力不良だそうです。
レーシックを受ける前は、マイナス8D台の強度近視で乱視も1D以上あったそうです。

「いくつかのレーシック施設をまわって、どこでも 『この度数では裸眼視力を良く出すのは難しい』と言われたけれど、新大阪の錦糸眼科では、『イントラレーシックのTSモードを使えばかなりいけそう・・・・・』 ということだったので、同眼科で、手術を受けました」

「手術を受けたのは2009年の3月でしたが、術後、わずかな期間、裸眼視力が1.0出ましたが、そのうちにぼやけてきて、いまもはっきり見えなくて、なんどか、その眼科や別の眼科やメガネ屋で検査や測定をしてもらったけれど、どこでも、視力は出にくいし、ハロやグレアもどうしようもないとのことでした。

この店でもう一度検査をしてもらって、メガネで視力向上や、ハログレアの軽減がある
のならお願いします」

なお、手術の前に、「この手術だと、術後、ハログレアが残る人が10人のうち1.5人くらい」という説明を受けたそうです。

このかたは、ドライアイは別にないとのことでした。

予め電話でハログレアのことを聞いていましたので、夜景を見てもらうために、夜に来
店してもらいました。

来店されて、ひととおり事情をお伺いして当方で検査をしたところ、

両眼開放屈折検査
RV=0.7(0.8×S+-0.00 C-0.25 Ax170)
LV=0.6(0.6×S+0.25 C-0.25 Ax135)
R 0.75△B.D.

矯正視力が出にくい理由については、角膜の表面の細かい不正乱視が原因かも、と私見を申し上げました。

それで、
A)ものを見た場合のハッキリさはどうか、
B)夜景でハログレアの出方はどうか、

という2点について、

1)屈折と斜位(プリズム)矯正のみの場合
2)上記の1)に濃度60%の偏光レンズを加えた場合
3)上記の1)にネッツペックコーティングのレンズを加えた場合。
4)上記の2)に、さらにネッツペックコーティングのレンズを加えた場合

の4とおりでためしてもらいましたが、いずれも見え方ははかばかしくなく、はっきりさにおいて、わずかに1)がましかな、という程度でした。

それで、本日はまだメガネの注文はされず、考えてみますといういうことで、お帰りになりました。

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現在、とても人気の手術となっている眼のレーシック手術に対する警告の内容です。
今回、レーシック手術を当初認可した国の担当官が、現在ではその手術の危険について語り始めています。レーシックの何が危険なのでしょうか?その内容について、当局ABCニュースのエリザベス・レイミーがインタビューを行いました。

「レーシック手術の落とし穴 “2.0なのに
見えない・・・”体験者が語る“過剰矯正”
の恐怖 」

このテレビ番組は、このサイトにも紹介していますレーシック難民オフ会のメンバー9人のかたがたも東京でテレビ局からの取材に協力されて、フジテレビにより製作放映されたもので、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が監修されました。

ちなみにメンバー9人が手術を受けたクリニックは品川近視クリニック5名、神戸クリニック1名、錦糸眼科1名、他眼科2名です。

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