『 自殺も考えています 』

視力回復手術体験記

 『 自殺も考えています 』

メガネのアイトピア  岡本隆博

 岡本  このサイトの読者、Aさん(男性)から、2011.4.30にメールが来ました。

このAさんが手術を受けたのは、東京の品川近視クリニックで、受けた手術の種類は、アマリスZレーシックで、手術を受けた日は、2010年2月6日です。

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Aさんいわく

レーシックを受けて以来、毎日、頭痛、動悸に襲われます。特に昼間です。
寝ると楽になるので毎日昼寝は必須です。

そうしないと本当に拷問のような気持ち悪さなのです。

あまりの辛さに仕事も三ヶ月の休職の後に退職せざるをえなくなり、もう一年以上仕事
していません。
これからどうやって生きていこうか途方にくれ、死ぬしか方法はないと思っています。

眼科には10軒ほど行き、度数は両目-0.5位です。調節麻痺剤をやっても-0.25位です。
先日、神経内科に行き、片頭痛の予防薬テラナスをもらい3週間位のんでますが、
いっこうに良くなる気配はありません。
本当に辛いです。どうしたらよろしいでしょうか?

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私(岡本)は、Aさんに、下記のメールを出しました。

近視手術の後遺症対策研究会の代表の岡本です。
昨日のご相談の件ですが、たいへんお困りのことと、推察申し上げます。
私の知人の知り合いの眼科医のかたが、ご相談のメールを読んで下記のような要旨の
コメントを寄せてくださいました。

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・ 眼位異常(斜位など)の見落としかもしれないので それは必ず調べること。
・ ドライアイで頭痛や吐き気が起こることがある。
・ 重度なドライアイは、体調不良をもたらすことがある。
・ 昼につらい、のはドライアイによくある現象。
・ 眼位異常からくるドライアイもあるので神経眼科を標榜しているところで、眼位異常をしっかり検査できるところで診察を受けるとよい。
・ 眼科でアマリスZを勧められたのであれば、もともと普通のレーシックには向かない、重症のドライアイか、あるいは強度乱視だたのかも。
・ 品川クリニックの眼科では他の眼科で断られたドライアイの人に、これならドライアイでも使えます、と言って勧めることが多い。

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Aさんからの返事

眼科医様の助言ありがとうございます。眼位、調べてみます。

ドライアイについては、量のシルマー検査はいつも、15ミリとかで正常ですが、BUT検査はいつも2~3秒くらいで、乾きやすいと言われます。
なので、今は涙点プラグを入れてもらっています。
レーシックをしたクリニックではなく、一般の眼科で入れてもらいました。

もともと、私は、ソフトコンタクトでさえ辛いので、10年位ずーとメガネでしたので、ドライアイの傾向はほぼ確実にあったと思います。

今はレーシックの安全性に懐疑心しかありません。ヒリヒリ感、眼痛の原因もはっきりはわかりません。
本当に恐ろしい手術だと思います。
日常生活は完全に支障きたしています。成功すればすばらしいんでしょうけどね。
また、相談にのっていただけたら幸いです。

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なお、Aさんについては、当方の会員との面談はしていませんが、住所氏名(本名)、連絡先電話番号などは当方に開示してもらっています。
Aさんからのメールが虚偽の内容を伝えるメールである蓋然性は、極めて低いと判断
できます。

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岡本  このかたは、2011.5.15に、当店に来店されました。
関東のかたなのですが、関西のある眼科がレーシックの後遺症で困っている人に対する
治療が的確であると聞いて、はるばる関西まで来られ、当店にもお寄りいただいたのです。

それで、私が両眼開放屈折検査をしてみましたところ、左右共に-0.50D程度の近視と-0.25D程度の乱視があって、遠視ではなかったし、近見でも特に問題はなく、斜位もほとんどなかったので、調節性眼精疲労や筋性眼精疲労ではないと思われます。

矯正視力は両眼で2.0まで出るかたで、眼がいわば敏感過ぎて、それがかえって眼精
疲労につながっているのかもしれないと思いました。

ドライアイについては、両眼に涙点プラグをしたので、少しはましとのことでした。

なお、このかたは、手術を受けた眼科で初めて検査を受けたときに同意書を受けとって
読んでみたところ、いろいろ怖そうなことが書いてあるのでいやな感じはしたが、まあ、これは万が一のときのためのもので、めったなことはないだろうと思って手術を受けることに決めたということでした。

同意書の最後の項目に、術後にいかなる不測の事態が起こってもそれについては患者
は承知の上であるという趣旨のことが書いてあって、いまから思えば、これが書いてある故に、手術をする方は安心できるのだなと思った、ということです。

 

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現在、とても人気の手術となっている眼のレーシック手術に対する警告の内容です。
今回、レーシック手術を当初認可した国の担当官が、現在ではその手術の危険について語り始めています。レーシックの何が危険なのでしょうか?その内容について、当局ABCニュースのエリザベス・レイミーがインタビューを行いました。

「レーシック手術の落とし穴 “2.0なのに
見えない・・・”体験者が語る“過剰矯正”
の恐怖 」

このテレビ番組は、このサイトにも紹介していますレーシック難民オフ会のメンバー9人のかたがたも東京でテレビ局からの取材に協力されて、フジテレビにより製作放映されたもので、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が監修されました。

ちなみにメンバー9人が手術を受けたクリニックは品川近視クリニック5名、神戸クリニック1名、錦糸眼科1名、他眼科2名です。

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