視力回復手術体験記
『 レーシックを受けなければよかった 』
川村 薫(仮名) 27歳
私は一年前に大阪の Kクリニックでレーシックを受けました。
術前はコンタクトの不調が続き、疲れや充血やアレルギー結膜炎に悩まされ、レーシックに踏み切りました。 周りもやって良かったと言うし、病院のインフォームドコンセントでのレーシックの副作用は時間の経過で良くなるとの事でした。
手術により視力は1.5になりましたがやや遠視がありました。
それよりも術後、朝、目が開かないし瞼が重く、以前より目が開けずらくなり、ドライアイや慢性充血、光の眩しさや、夜間の視力の低下、頭痛、疲れ目などに悩まされてます。
何度も病院に通いましたが医者はそれでも 「あなたの目はもう大丈夫! レーシックとその症状は関係ない。 少しドライアイがあるだけ! 元々ドライアイだったんじゃない?」 ふざけるな! もう不信感でいっぱいになり、騙された気持ちになりました。
何度もやりとりしていくうちに医者ではなくただの事務員が対応。 責任を求めると電話を途中できったりカルテ開示に応じない。 ほんとに医療機関? ビックリしました。 保健所などにも訴えましたが全く応じてくれません。
レーシックの罪を読みましたが先生のおっしゃる事はよく分かりますが、患者である私たちにそんな情報を知っていたら誰もやりたいとは思いません。 岡本さんが言うように医療関係者や医療機関や厚生省、それに携わる人たちがもっとレーシックの真実の情報提供をしてほしかったです。
なんなら学会にでて話を聞いてから決めたかったです。
私たちは医者の言う事を信じるより他ありません。
だからレーシック医者も医者と言う言葉に騙され、その人の言う言葉を信じてしまいました。 こんな裏工作があることなど医療従事者にしかわかりません。 一般人からすればレーシックも健全な医者だと思ってましたから。
先生の言葉で、レーシック反対に対して黙ってみるしかない。 と言うのは、その分角膜移植の待機犠牲者が増えるのを目をつぶって見て、本当に角膜移植が必要な患者さんを犠牲にしているのと同じで、黙ってみてるだけでお怒りになるとはどういう信条なのでしょうか。
レーシック患者が助けを求めて来るのを知らんぷりするのもどうかと思います。 確かにその先生の考えを持つ医者も少なくないと思いました。
その後病院をいくつか周りましたが 「やってしまったんだから仕方ない」 とあっけなく言われ、とても悪いことをした気持ちになりました。 今思うと痛くてもコンタクトで我慢すれば良かったと言う気持ちでいっぱいです。 後悔の日々です。 もっとセカンドオピニオンをすれば良かった。 そんな罪悪感でいっぱいです。 レーシック後遺症に悩まされてる人はみんな自分を責めるしかないという気持ちでいっぱいだと思います。
なんでこんなものが一般化されたのか。 本当にレーシックを必要としている人もいると思います。 医療機関も本当に必要な人のみやれる制度であれば良かったです。 こんなに広がると、もはやコンタクトの次はレーシック。 と考えるのが一般化されてる世の中の仕組みを、厚生省がもっと対策をしてほしかったです。 なんでレーシックの被害は少なくないのに、なんで国は見過ごすのでしょう。
銀座クリニックの事故で表沙汰になって良かったと思います。 あれがなければレーシック被害は溢れる一方だと思います。 私もあのニュースを、レーシックをやる前に見ていれば踏み切ってなかったでしょう。
私は告訴したいですし、マスコミにも違法がバレてるのに品川の院長もなんで逮捕されないの?
そんな世の中が不思議で仕方ないです。 警察もスピード違反や駐車違反は頑張ってるのに医療行為違法は取り締まらないの? 世の中一般民衆は弱いとつくづく思いました。 何も知らなかった私が本当に悔しいです。 レーシック手術で儲けてる病院、いやねずみ講商法、営利目的な悪徳商法を取り締まってほしいし、インフォームドコンセントの不十分、で裁いてほしいです。 国や医療機関が本当に正確な情報開示をもっともっとやってほしいです。 私たち一般人は無知なのです。特にレーシックサイトは本当に良い情報ばかりが多すぎます。
長くなりましたが少しでも誰かが目を通して頂いて、レーシックへの警告をしたいです。
平成21年10月10日
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(岡本)
このかたについては我々は住所氏名電話番号も分かっており、電話で話もしました。
それで、十分な信憑性があり、作り話ではないと判断をしましたので、ここに手記を掲載しました。
ただし、まだこのかたとの面談はしていませんし、このかたの目の検眼もしていません。
そのクリニックで診療を受けたことの書類などによる証拠も当方はまだ把握していませんので、クリニック名はイニシャルとしています。
その証拠が確認できましたら、クリニックの実名も出します。
なお、このかたはこの後で、施術医院で後遺症について訴えたところ 「病院からは手術費用の半分を返すかわりに今後の責任はとらない」 との条件を示されたそうで、まだそれに対しては返事をしてないそうです。