▶野球の言葉学 “あと一週間で体調を完璧にします”
週刊文春(2010年11月4日号)
「あと一週間で体調を完璧にします」
これが井端選手の日本シリーズにかける言葉学だそうだ。
今期は、中日ドラゴンズの最強の二遊間、荒木・井端内野手のコンビで守る機会がすっかり減ってしまったのだが、原因は井端選手の深刻な目の不調によるものだという。
以下、週刊文春(2010年11月4日号) 121頁より引用
3度の視力矯正手術
1昨年に視力矯正手術を受け、その後の経過が思わしくない。昨年はキャンプで目の異常を訴えたが、シーズンはフル出場してゴールデングラブ賞も受賞した。 しかし、今期
はキャンプで再発すると、シーズン中も二度、チームを離れた。 7月25日に登録抹消されると、最終戦で再登録されるまで、後半戦はほぼ棒に振ってしまった。
「実は井端は三度も視力矯正手術を受けています。 しかし、視力は回復せず、逆に角膜がほとんどないような状態になってしまった。 そのためすぐに炎症を起こして、視力が
急激に落ちてしまうようです」 (古手の担当記者)
もともとはコンタクトを使っていたが、極度のドライアイで試合終盤になると、イニングの間に目薬を差しても、間に合わなくなるほどだった。 矯正手術は、そういう煩わしさを解消して、プレーにもプラスに出るはずだったが・・・・・。
周囲にも悲観的な声が渦巻き、プロ野球選手の選手生命のピンチともいえる状況のなか、井端選手は日本シリーズで復活への最後のチャンスにかける。