やはりいた!レーシックによる失明者

▶私、レーシック手術で失明しました

週刊フライデー(2013年12月27日号)


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やはりいた! レーシックによる失明者

                             岡本隆博

 ここに紹介するのは、講談社発行『フライデー』2113.12.17 に載った「私、レーシック手術で失明しました」と題する記事です。

これを読めば、いま、自分もレーシックを受けようかな、と考えておられるかたは、みなさん気持ちが変わることでしょうし、これまでのレーシックを受けて今は特に後遺症はないかたも、今後に不安を持たれるかもしれません。

この記事の終わりのほうで、
いい加減なレーシックについて批判的な解説をしている、みなとみらいアイクリニックの 荒井宏幸医師のコメントがありますが、この医師も月間に60人もの人にレーシックをやっているのですから、やはりこの医師も「レーシック医」なわけです。

荒井医師は、ほかのレーシック医師を「ビジネスとしてレーシックをやる」と批判していますが、私は、この医師に次のように質問をしたいです。

1)では、荒井医師はビジネスでやっているのではなく、どういうスタンスでレーシックをやっておられるのでししようか。

2)もし、あなたがビジネス本位ではなく社会に貢献する事業として屈折異常などで悩む人に喜んでもらうためにレーシックをやっているのなら、

2)-1
特にレーシック難民への治療はみな無料でやってあげて保険点数請求もしないですます、ということを実行すればよいと私は思いますが、いかがでしょうか。

2)-2
あなたは「(レーシックの予後は)数ヶ月にわたってアフターケアーをしなければならない」と言っておられますが、数ヶ月ですませてしまってもよいのですか。

2)-3
そして、貴院でレーシックを受けた人全員の、予後の長期的かつ詳細な追跡データを蓄積し、それを統計分析して公表し、今後の屈折矯正医療の発展のために尽くすべきではないでしょうか。

3)あなたは、美容外科でのレーシック手術などにおいては、事前の説明が不十分だと批判をしておられますが、ではあなた自身は、レーシック手術の事前の手術において、最悪のケースではどうなるとか、予後に、どういう不具合が、どういうパーセンテージで出ているとかの「十分な」説明をしておられるのでしょうか。

たとえば、あなたのネットでのクリニックの広告のHP
http://www.minatomiraieye.jp/lasik/qanda.html 2013.12.17現在)を見ますと、手術による合併症について次の記述があります。

(引用はじめ)

合併症にはどのようなものがありますか?

合併症の可能性はゼロではありませんが、ほとんどの症状が時間の経過とともに改善します。

■異物感・しみる感じ・痛み
手術当日は感じる場合がありますが、ほとんどは翌日から数日のうちになくなります。

■ぼやける・見えにくい
手術直後はかすみがかかったようにぼやけたり、見えにくいことがありますが、徐々に改善します。

■白目の出血 (球結膜下出血)
手術中に白目の血管が傷ついて出血し、赤くなってしまう場合がありますが、1~2週間で自然に消失します。

■夜間の見え方・にじみ
光がにじんで見えたり、まぶしかったり、また明るい場所に比べて暗い場所 (夜間)で視力の低下を感じることがあります。ほとんどの方は手術後半年程度で改善または消失します。

■ドライアイ
手術後しばらくは目が乾燥しやすい状態になります。これは一過性のドライアイで、ほとんどの方が3~6ヶ月で手術前の状態に戻ります。

(引用おわり)

ここには、「ほとんどの場合、こういう感じで良くなる」というような記述ばかりで、「ほとんど」というのが、それぞれの症状において何パーセントlの割合であるのかが表示されていません。

もし、そういうデータをお持ちでないのであれば、それも問題だと思いますし、データをお持ちなのであれば、それを開示すべきでしょう。
いったん不具合が起きれば、あとどのような治療をしてもそれが解消しない人もいるのですから。

4)あなたは、『フライデー』の当該記事において、美容外科で眼科医を集めてレーシックを行なう場合について批判をしておられますが、いまは、どこのレーシック施設でも眼科医がやっていないクリニックのほうがまれで、

『レーシック被害者の会』 http://lasikmutualjapan.jimdo.com/

のアンケート http://lasikmutualjapan.jimdo.com/レーシック被害体験談/

によれば、レーシックで後遺症に悩む人のほとんどの人が眼科医によって後遺症を負わされてることが明らかだと思いますが、これについてどう思われますか?

(この、私からの質問が載った記事については、掲載した日のうちに、荒井医師に通知をしました。 もし、荒井医師から返事が来たら、もちろん掲載します)

 

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現在、とても人気の手術となっている眼のレーシック手術に対する警告の内容です。
今回、レーシック手術を当初認可した国の担当官が、現在ではその手術の危険について語り始めています。レーシックの何が危険なのでしょうか?その内容について、当局ABCニュースのエリザベス・レイミーがインタビューを行いました。

「レーシック手術の落とし穴 “2.0なのに
見えない・・・”体験者が語る“過剰矯正”
の恐怖 」

このテレビ番組は、このサイトにも紹介していますレーシック難民オフ会のメンバー9人のかたがたも東京でテレビ局からの取材に協力されて、フジテレビにより製作放映されたもので、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が監修されました。

ちなみにメンバー9人が手術を受けたクリニックは品川近視クリニック5名、神戸クリニック1名、錦糸眼科1名、他眼科2名です。

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