2010年11月4日 産経新聞
視力回復手術のデータを別の患者と取り違え、術後に強度の遠視性乱視にさせたとして、広島中央署が業務上過失致傷容疑で、医療法人理事長の男性医師(57)=広島県三原市宮浦=と事務長の男性(46)=同市城町=を書類送検していたことが3日、同署への取材で分かった。
送検容疑は平成20年7月28日、広島市中区基町の眼科で、大学生の男性(21)=同市南区=に医療用レーザーで視力を矯正するレーシック手術を行う際、男性の次に手術する予定だった患者のデータを取り違え、右目を強度の遠視性乱視にさせたとしている。
同署によると、2人は「確認せず手術をしてしまった」と容疑を認めているという。