日本眼鏡学会理事長 大頭仁様
2009.8.6 日本眼鏡学会会員 岡本隆博
今日、日本眼鏡学会の機関誌『眼鏡学ジャーナル』のAug.2009と同会のカードサイズの会員証が当方のもとに届きました。
まえのA4サイズのときもそうですが、会員証の用途が書いてありません。
A4サイズ、及びカードサイズの会員証はどのように使うのでしょうか。(質問1)
学会の細則第4条からすれば、この会員証も積極的に誰かに見せるものではないと思われます。
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*学会の細則 第4条
名称の使用制限 「会員」の名称は、営業活動、特に宣伝物(新聞、TVコマーシャ
ル、チラシ、看板等)に使用してはならない。
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いままでずっと会員証を作らないできて、なぜここに来て会員証が配布されたのかもわかりません。
なお、上記学会誌の記事によるとこれまで学会に入会しなかった認定眼鏡士の人達に対して、学会からの入会斡旋キャンペーンを実施したことにより、あらたに学会に300名
ほどの認定眼鏡士の新規入会者があったとか。
どのような内容の勧誘により、一挙に大量の入会があったのでしょうか?(質問2)
そのことと、A4やカードサイズの会員証の発行は関係があるのでしょうか。(質問3)
なお、(質問1)については、2009年の1月にも木方副理事長にお尋ねしたのですが、いまだに回答がないままになっています。
ところで、私の知り合いの研究者(ある大学の生命科学の大学院の教員)のかたは、生化学会 神経科学会 細胞生物学会 組織細胞化学学会 病態代謝研究会 AAAS(アメリカ一のレベルの学会、サイエンス誌を発行している)の6学会に入っておられるのですが、 どこも、A4判の会員証はもちろんのこと、カードサイズの会員証も出していないそうです。
もちろんですが、有効期限のシールなどもないわけです。
「そんな会員証を発行する学会なんて聞いたことがない。ましてや、有効期限のシール
を貼るなんて……」とのことです。
特にA4の会員証の会員全員への送付けは、「これを額に入れて検眼室や店頭に掲示したら、次年度に有効期限切れになるのを恐れて、また会費を払ってもらえるだろう……」という思惑で、とにかく会員が減って会費収入が減るのをなんとしてでも最小限にとどめたいという意思の現れ以外の何者でもないと思うのですが、なぜそこまでして、会費収入を維持したいのでしょうか。(質問4)
眼鏡学会の理事長である大頭氏がこれまでに入っておられた学会では額に入れて掲示する大きさの会員証やカードサイズの会員証を発行していたのでしょうか。(質問5)
そうでないとすれば、なぜ眼鏡学会では、こういう会員証を全員に発行送付されたのでしょうか。(質問6)
それから、日本眼科学会も、カード型会員証を作っているそうですが、それはあくまでも、申請した人だけに発行されるものであり、それが悪用されないように、顔写真つきなのだそうです。
また、日本コンタクトレンズ学会は、A4の会員証を発行しているそうですが、それもやはり希望者のみが申請して発行してもらうものです。
コンタクトレンズ学会の会員が、A4の会員証をどういうふうに使うのかは定かではありませんが、会員である医師などがコンタクトの処方のための検査室に、自分の信頼性を高
めるために掲示するのでしょうか。本来、そういう趣旨で学会の会員になる人など居ては
ならないはずなのですが。
なお、私の知り合いの研究員のかたによりますと、初めに並べた6つの学会には入会審査
があり、最低でも会員の推薦がないと入れないとのこと。
厳しいところだと、業績審査があるそうで、一流の学術雑誌に掲載された英語論文がない
とその学会の会員にはなれないとのことです。
眼鏡学会にそこまで求めるのは無理にしても、このたびの(おそらく)何らかのインセンティブ(利益誘導)の示唆による一挙大量入会という荒技は、これまでどこの学会にもなかったことだと思います。
この一挙入会は日本眼鏡学会のひとつの汚点としてのちのちまで語り継がれることでは
ないかと私には思えます。
なぜそこまでして眼鏡学会の会員を増やさないといけないのでしょうか。(質問7)
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