■ 眼瞼下垂症とは
「顔を正面に向けた時、まぶたが瞳孔(黒目)の上まで上げられない状態を眼瞼下垂症と言う。」(社) 日本形成外科学会によるhttps://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/me/sentengankenkasui.html(R2.7.24現在)
◆ 眼瞼下垂の症状
・まぶたが重たい
・眼が疲れる
・二重の幅が変わってきた(一重が二重に、二重の幅が広くなった)
・まぶたを上げようとして額のしわが深くなる
・偏頭痛や肩こり、めまいなどがする
・眼が落ちくぼみ、疲れると特にひどくなる
両眼性の場合、額にしわを寄せたり、顎を上げたりすることで視野を確保しようとする代償行為があるため見過ごされる事があります。
■ 眼瞼下垂症の種類
眼瞼下垂症は、主に先天性・後天性眼瞼下垂症に分類され、神経や筋肉あるいは腱膜の異常が原因で起こります。
多くの場合、神経や筋肉の異常が原因となる場合は複視を伴いますが、腱膜の異常による場合は一般的には複視はありません。
◆ 分類
○先天性眼瞼下垂症
・筋原性(単純性眼瞼下垂、筋強直性ジストロフィー症、重症筋無力症など)
・神経原性(先天性外眼筋線維症、動眼神経麻痺など)
・腱膜原性(眼瞼挙筋腱膜欠損)
・その他、機械的・物理的要因や外傷性
○後天性眼瞼下垂症
・筋原性(重症筋無力症など)
・神経原性(動眼神経麻痺など)
・腱膜源性(老人性、コンタクトレンズの長期使用、白内障や緑内障の術後)
・その他、機械的・物理的要因や外傷性
○その他、偽眼瞼下垂症など
・眼瞼皮膚弛緩症 他
【参考文献】
(社) 日本形成外科学会HP(https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/me/sentengankenkasui.html R2.7.24現在)
眼瞼下垂ドットコム(http://www.ptosis-sscl.com/ H19.2.12現在)
眼瞼下垂の会(https://gankenkasui.org/ R2.7.24現在)