レーシックの失敗? 

 レーシックの失敗?で深視力が出なくなったかた

メガネのアイトピア 岡本隆博

28歳男性の事例です。

これまでは近視のメガネを掛けて深視力テストにパスしていたが、この2月にレーシックをしたら先日(9月)の深視力検査で、棒が4本見えてまったくわからなくなった、とのことです。

持参眼鏡なし。

ただし、家には近くを見る用のメガネがあり、それはレーシック手術のあとで、近くを見て眼が疲れるようだったらこれを掛けさいと言われてもらったもので、パソコンをやるときは、それを掛けないとすぐに眼が疲れ、掛けるとましになるとのことです。(+1程度の安物の既製老眼鏡だと推察されます。もちろんフィッティングなどしていないでしょう)

当店検査

両眼開放屈折検査
R=0.6(1.2×S+2.00 C-1.25 Ax75)
L=1.2(1.5×S+0.75 C-0.50 Ax140)

右眼が、かなりの遠視性乱視です。
これを掛けた方が、棒の奥行きはわかりやすいが、掛けなくてこの店の検査器械ならまあまあわかる、とのこと。

それで、試験場にある覗き込み方式とこちらの方式との違いを説明しました。

裸眼で近くの視力表をみると、すごくチカチカ感があり、メガネで見ると、だいぶ落ち着くとのこと。

パソコンをやるときには、このメガネでやる方がよいですけれど、ただし、いつまでも、この度数でよいかどうかということはわかりませんし、このメガネで確実に深視力の試験に通るとは保証できませんということを申し上げました。

そうすると少しお考えになられて、結局メガネをご注文いただきました。